つらつらと、ゆらゆらと、

釣りとダンスと旅行が好きな大学生。日々細々と生きてます。ここは、自身の趣味や気になったことが、つらつらとゆらゆらと綴られてく場所。

無印良品と徳島大学がコラボ!コオロギせんべいが変えるかもしれない日本の食文化

f:id:kyatap4869bf12:20191222230952p:plain

出典 https://lovetech-media.com/news/social/20191123_01/

衣類に雑貨に食べ物に家具にと、たくさんの商品を取り扱っている無印良品。シンプルでありながらも飽きのこないそのデザイ


ンから、生活シーンに取り入れられることも多いのではないでしょうか?

そんな使い勝手の良いシンプルな無印良品から、なかなかパンチの効いた面白い商品が出る事が分かりました。

それが、コオロギせんべい。

コオロギせんべい!?と思った方も多いのではないでしょうか?

私も初めて聞いた時とても驚きました。

徳島大学と協同で2020年の春にコオロギせんべいを発売するそうです。

なんでも、コオロギなど昆虫は高タンパク高エネルギーであり、人口増加に伴う食糧難の対抗手段として一際輝く存在なのだとか。

そんな不思議なコオロギせんべいに迫っていこうと思います。

 

 

コオロギって?

秋になるとどこからともなく湧いて出てくる昆虫。それがコオロギです。

一度は目にした事があるのではないでしょうか?

というか、一度はその音色を聞いた事があるのではないでしょうか?

鈴虫やマツムシなんかと一緒に秋の夜に大合唱しているあの虫です。

ペットショップなんかで、爬虫類のエサとして置かれているあの昆虫ですね。

もしかしたら苦手な方もいるかもしれないので、コオロギの画像をあげるのはやめておきます。

「どんな虫だったっけ?」とか興味のある方はご自身で画像検索をしてみてください。

 

コオロギは黒や茶色をしており、ハネを擦り合わせて音を奏でています。森や田畑、人家の周りなどどこにでもいます。

雑食性で、草から小動物の死骸まであらゆるものを食べるようです。

 

 

コオロギせんべいってどんなもの?

今回発売されるというコオロギせんべいとは、一体どのようなものなのでしょうか?

 

それは、コオロギを粉末状のパウダーにしてせんべいにしたものだということでした。

はじめに、無印がコオロギせんべいを発売すると聞いたとき、あのコオロギがその姿のまんまでせんべいになるの?!と思っていましたが、実際は違うようですね。

粉末状の方がコオロギを食べているという感覚がなく、抵抗感も薄いので良いのではないでしょうか?

まあ私はコオロギの姿のままのせんべいの方が面白いし、怖いもの見たさではないですが興味本位で食べてみたかったので少し残念ですが。

 

 

なぜコオロギなのか?

海外では昆虫を食べている国もたくさんありますし、日本でもイナゴの佃煮や蜂の子を食べたりもしています。

私も実際に昆虫を食べた事がありますが、イナゴの佃煮って案外美味しいんですよね。蜂の子も意外とイケる。

アリさんは酸っぱかったのでパス。。。

そんなことはどうでもいいですね。

話はそれましたが、昆虫は高タンパク質であり、栄養価も高いので食糧に非常に向いているのだとか。また、家畜に比べてもコオロギの方が温室効果ガスの削減につながるだとか、育てる際にかかる水やエサなどの資源の量が非常に抑えられるなど、地球規模の問題を解決できる様々な要因があるようです。

国際連合食糧農業機関FAOも、2013年に世界的な人口増加に伴う食糧難問題の解決策として、昆虫食をあげていました。

そんなこんなで、今後昆虫食は世界の食糧事情を大きく変えていくものとなります。

ここで、なぜコオロギが今回せんべいとして使われていたのかという話になりますが、
なんでもコオロギは他の昆虫同様に高エネルギー高タンパクを持ち、他の昆虫と比べても成長速度が速いため確保がしやすく、生産性がかなり高いようなのです。

先程コオロギの生態でも取り上げましたが、コオロギは雑食性なので育てる際にもコストがかからず飼育もしやすいことも大きな要因だと言えるでしょう。

このようなことから、徳島大学でのコオロギの研究をもとに、協同でコオロギせんべいの商品化を図ったというわけだったのですね。

気になる味の方ですが、エビに近いようです。エビだったら美味しくないわけありませんよね。期待が高まる一方です。甲殻類アレルギーの方はどうなんだろう?コオロギなら食べれるのかな?

その辺はちょっと分かりません。

余談ですが、ゴキブリの殻もエビと同じ成分だそうですね。

ゴキブリもエビの味がしたりして?

まあ仮にゴキブリが食品として商品化されてもあまり進んで食べたくはありませんが。

 

 

最後に

今回はコオロギせんべいについて記事を書きました。

昆虫を食べた事がある方ってかなり少ないのではないでしょうか?

日本では昆虫は食べるものという概念ではない以上、なかなか抵抗があることと思います。

日本は現状で食糧難でもないですし、昆虫なんて食べなくても別に生活する上で何ら困ることもありませんからね。

ですが、気候変動の多い近年の地球の状況では、突然何が起こるかなんて分かりません。それに、これからいずれは人口の増加に伴う食糧難の問題がやってくると分かっています。

この無印良品のコオロギせんべいが、昆虫を食べるということへの考え方を変えるはじめの第一歩となるかもしれませんね。