ただ巻きでも釣れる?!タチウオをメタルジグで釣りに行こう!
食欲の秋!
秋といえば食べ物が美味しい時期ですよね。
そんな時期に釣れて、食べたらめちゃくちゃ美味しい魚がいます!
その名も………タチウオっ!!
「タチウオってどんな魚?」とお思いの方もいることでしょう。
タチウオとはこんな魚です。
どうですか?とてもかっこいいと思いませんか?
タチウオは細長い身体と鋭い歯が特徴です。
綺麗な銀色の体は美しささえ感じさせます。
このタチウオという魚ですが、見たこともなければ食べたこともないという方もいるでしょう。
ですが、釣って楽しく食べても美味しい超ハイスペックな魚なのです!
そこで今回は、このタチウオの習性や釣るための装備、釣り方について書いていこうと思います。
タチウオとは
上記でも述べていますが、タチウオとは細長い身体が特徴的な魚です。体長は約1〜1.5メートルほどまで成長します。また、口元には鋭い歯があり、これを使ってエサとなる獲物を捕食しています。
このタチウオですが、名前には2つの由来があるとされています。
その1つ目は「刀(太刀)のようだから」という説です。確かに、鋭く細長く銀色の体をしており、まるで刀のような形をしていますよね。
もう1つが、「海の中を立って泳ぐから」という説です。タチウオは、海の中で水面に顔を向け直立しながら泳いでいるという、魚らしからぬ独特な泳ぎ方をする魚です。
どちらの理由も納得ですよね。
ちなみに、釣り人はこのタチウオが釣れた際には指の本数で大きさを測ります。
それをF3やF4と言ったりしますが、釣れるタチウオの大体の大きさはF3〜F4ぐらいです。F4を超えるとかなり大きく感じますし、F5は通称「ドラゴン」と呼ばれる大きさとなります。
タチウオ釣りをするなら、ぜひこの「ドラゴン」サイズを釣ってみたいですよね!
タチウオの生態
タチウオは普段、100〜400メートルほどの水深の深い沖の方にいます。
船などに乗って沖で釣る、オフショアで釣る魚として有名ですよね。
しかし、産卵期の6〜10月頃になってくると、産卵のため群で接岸するようになってきます。だから、ショアジギングで狙えるターゲットとなってくるんですね!
特にショアから狙えるのは9〜12月頃!
秋から冬の入り口あたりにかけてということになりますね。
この時期では数釣りができるようになってきます。
お住いの地域の釣果情報については、ネットや釣具店で仕入れることができるので、タチウオを狙う方は確認しておかれるといいと思います。
メタルジグで釣れるの?
タチウオ釣りといえばウキ釣りやテンヤ釣りが有名ですよね。どちらの釣りも餌で行うのも特徴です。
そんなタチウオですが、時期になるとバイブレーションやメタルジグなんかのルアーでも釣ることができるようになります。「本当にメタルジグなんかで釣れるの?」なんて思っている方も多いかもしれませんが、本当に釣れるのです!
これは私が初めてタチウオを釣った時の写真です。この時の感動は相当なものでした。
写真の通り、メタルジグに食ってきていることが分かりますよね。
このように、タチウオはメタルジグで釣ることが出来るのです。この当時はジグのアクションのさせ方も知らなかったので本当に投げて巻いてくるだけで釣れました。
これはタチウオ釣りにハマってから3回目の釣行の時の結果です。
巻くスピードなどその釣り場に応じたものに合わせて釣ることができればショアからでもメタルジグでこんなに釣ることができます。タチウオ以外にも30センチほどのアジやメッキも混ざっていますが、これもメタルジグで釣り上げることが可能ですので、案外なんでも釣れます。
しかもこの釣行の際に使用したメタルジグは、ダイソーで売られている「ジグロック」というものでした。100均のメタルジグであってもこれくらいタチウオや他の魚が釣れることが分かりますよね。
他にもメタルジグで釣っている魚はいますので、過去の記事をご覧ください。
このように、メタルジグを用いるとタチウオだけでなく青物や根魚なんかの他の魚たちも釣れます。
次は、そんなメタルジグを使ってどうやってタチウオを釣るのかを書いていきます。
方法
釣り方はいたって簡単。投げて巻くだけ!そう、ただ巻きです!
活性が高ければ本当にただ巻きするだけで簡単に釣れます。食いが渋い時や積極的に誘いたい時はワンピッチジャークやストップアンドゴーも効果的ですが、基本ただ巻きで釣れる魚だと思っています。
私は実際にタチウオのナブラが出ている時に遭遇したことがありますが、もう入れ食い状態でした。釣れすぎててんやわんやでしたね。あの時のタチウオのナブラは体色の銀色を光らせながら跳ね回っていてとてもかっこよかったなあ〜…
そんな話はこれぐらいにして、青物の中でも比較的簡単に釣れるタチウオですが、知っていて欲しい点がいくつかあります。
タチウオは捕食が苦手
これは立って泳ぐのに関係しているのかもしれませんが、タチウオはあまり速く泳ぐことができません。活性にもよるのでしょうが、ハマチやサワラなんかと同じような速さで巻いてもきちんと掛からないことが多々あります。なので、気持ちゆっくり目に巻きます。大体1秒間に1回転〜2回転くらいですかね。
また、明るさによっても巻くスピードは変化しますので注意しましょう。
元々メタルジグは暗い場面で使うものではないのですが、明るい時は若干早めに、暗めの時はゆっくりを意識して巻きましょう。
ゆっくり目に巻くと言ったばかりですが、ゆっくりすぎてもダメです。前述しましたが、タチウオの歯はとても鋭いため、ゆっくりすぎるとメタルジグではなく糸に食いついたりして、リーダーごと切られます。そのため、ちょうど良い巻く時の速さを自分で見つけるか、ワイヤーやチューブを付けるなど工夫が必要になります。
紫色のメタルジグを好む
タチウオは共食いをする魚なのですが、タチウオから見たタチウオは紫に見えるらしく、紫色のメタルジグに反応がとても良いです。釣具店なんかにもタチウオカラーとして売られています。タチウオをメタルジグで釣るときには外せないカラーなのでぜひ1つは持っておきましょう。
光るものが大好き
タチウオは派手好きで光るものが大好きなのです。目立つものに寄っていきます。そのためエサ釣りでは、夜にケミホタルを付けて釣りをしますが、メタルジグで釣るときにもこの技は使えます。
メタルジグをつなげているリーダー部分やメタルジグにケミホタルを付けても良いですが、私は暗いうちに釣りをする時はグローのあるジグを使っています。
グローとは蓄光のことで、ライトを当てている間に光を溜めるので、暗いところでも溜めた光を放って光る仕組みになっています。
このグローが施されたメタルジグを使えば、暗い場面でもメタルジグを使用してタチウオを釣ることが可能です。私はよく明け方の暗い時間帯にグローのジグを使用しています。
グローのジグですが、しましまにグローの施されたゼブラグローが食いつきがいい気がします。
まとめ
タチウオをメタルジグで釣る方法について書いていきました。
タチウオはよく鮮魚コーナーで売られていますが、自分で釣ることができるんですよね。
タチウオは、釣っても良し食べても良しのサンマに並ぶ最高の秋の味覚だと思います。釣って嬉しいタチウオを是非とも楽しみたいですね。